Adobeの新機能を使って、広告バナーをつくってみた
こんにちは、キムチームのK.Mです!
2025年2月13日に、東京ビッグサイトで開催された「Adobe Max 2025」に参加してきました!
ドキドキわくわく初めての参加で、学びの多い経験になりましたので機能について共有しようと思います。
2025年のAdobeのキーノートではさらなる成長を遂げたAIの、新機能やアップデートされた機能が紹介されていました。そこで今回はAdobeの機能を使って「日焼け止めの広告バナー」の作成に挑戦しました。
目次
【Firefly】モックアップ画像を生成する
”日焼け止め モックアップ 背景はプールの底” と指定しました。 一度の生成で4パターン作成してくれるので、その中から良さそうな画像を1枚選択します。
今回は右の画像を選びました。
【Photoshop】画像の足りない部分を拡張生成する
生成されたのは正方形の画像でしたので、キャッチコピーを入れるスペースがあまりありません。
そこで、次はPhotoshopを使って足りない周囲の部分を生成拡張していきます。
- レイヤーのロックを解除し、背景からレイヤーに変更する
- 切り抜きツールを選択
- 塗り:生成拡張 を選択
- 画像の白枠を広げ、カンバスサイズを大きくする
- Enterを押し、プロンプトには何も入力せずに生成開始
生成は3パターン提案してくれるので、その中から1枚選びます。
今回選んだ画像はこちらです。
【Illustrator】パス上オブジェクトツールでロゴを作る
日焼け止めの容器に印字するロゴを作成します。
Illustratorの「パス上オブジェクトツール」では、複数のオブジェクトをパスに沿って整列させることができます。
こちらのツールを活用して、太陽の光をイメージした放射状の半円を作成します。
- 2種類の長さの線と、円を半分に切ったパスを用意
- 2種類の長さの線をすべて選択しながら「パス上オブジェクトツール」を選択、半円のパスを選択
- 放射状に並んだので、半円のパスのみを選択して線の塗りを「なし」にする
- テキストと組み合わせ、ロゴを作成する
【Illustrator】モックアップを作成する
Photoshopのほかに、Illustratorでもモックアップ作成ができることをご存じでしょうか?
さきほどのロゴに加えて追加の情報も作成しましたので、日焼け止めの容器に当てはめてみます。
- 容器に当てはめたいオブジェクトたちと画像を同時に選択
- 画面上部のメニューバーから
オブジェクト>モックアップ>モックアップを作成 の順で選択
作成したモックアップをダブルクリックして編集、ロゴを容器の端に移動させてみると曲面に沿ってしっかり変形することが分かります。
今回はテキストのままでロゴを作成しましたが、もちろん画像データのロゴでモックアップを作成することも可能です。
【Illustrator】レイアウトしてバナーを作成
ロゴを当てはめたモックアップ画像、キャッチコピー、イラストなどを使ってバナーを作成しました。
完成がこちらです。
Photoshopで画像を拡張生成したおかげで、キャッチコピーを入れられるスペースができています。
モックアップに使用しているロゴもあとからサイズ変更や位置調整、色変更などができるので安心ですね。
さいごに
今回はFirefly、Photoshop、Illustratorの機能を使ってバナー広告を作成してみました。
特にFireflyの画像生成は想定以上にクオリティの高い画像が生成されていました。
複数のツールでAI機能が大きく進化していますので、今後のアップデートも楽しみです!
2024年入社。
主にバナーやサムネイル画像の作成を担当している。
動植物が好き。自然豊かで暖かいところが生息域。