新制度で学びを促進!「AI活用手当」「オーディオブック法人契約」を導入した結果
2023年の5月から、LYZONでは新たな取り組みとして、「AI活用手当」「オーディオブック法人契約」の制度を導入しました。
制度導入から約1ヶ月が経過しましたが、この新制度をLYZON社員はどのように業務に活かしているのでしょうか。
利用者の方にお話を聞いてみました。
目次
AI活用手当
AI活用手当とは、AIサービスを利用する希望者に対し、一人当たり月額5,000円まで支給される制度です。
この制度は、ITに携わる企業としてAIサービスの理解を深めてほしいという思いから導入されました。
AIサービスは話題のChatGPTだけでなく、AIを利用したサービスであれば基本的にすべてのサービスが対象となります。
ただし、この制度を利用するには2つの条件があります。
1. 月次の「使い方会」の開催・参加
利用者は月に一度、AIの活用方法に関する共有会や勉強会に必ず参加します。
個人でAIサービスを利用するだけでなく、得た知識やノウハウを会社に還元し、会社全体でAIに対する理解を深める狙いがあります。
2. 活用度合いのチェック
1カ月でAIサービスに2~20回以上の問い合わせを行っていない場合、利用者は手当の承認を取り消されてしまいます。
手当を支給しているにも関わらずサービスを活用していないという状況を防ぐため、この条件が設けられました。
現在AI活用手当の利用者の多くは、ChatGPTの有料版「GPT4」を利用しています。
「使い方会」の様子は、別の機会にご紹介させて頂きます。
オーディオブック法人契約
audiobook(オーディオブック)は、書籍を朗読したものを録音した音声コンテンツサービスです。
書籍のインプットの機会を増加させるため、通勤などの移動時間や作業の時間を利用できるよう、マネージャーの協議により導入されました。
現在、社員の約3分の1がオーディオブック法人契約サービスを利用しており、1ヶ月で約38時間利用している方もいます。
LYZON内では、以下の4冊の書籍が特に人気です。
- 『世界一受けたいお金の授業』
- 『「説明が上手い人」がやっていることを1冊にまとめてみた』
- 『こうやって、考える。』
- 『聴く日経』
ディレクターの利用者が多いため、説明の仕方や考え方に関する書籍が多く読まれている印象です。
上記以外にも、ビジネス本に限らず、多くのジャンルの本が読まれています。
利用者に制度について聞いてみた
「AI活用手当」「オーディオブック法人契約」の両方を利用している、営業の田口さんに利用状況や感想を聞いてみました。
■ AI活用手当について
なぜこの制度を利用しようと思いましたか?
ChatGPT を上手く使いこなすことができれば、日々の業務効率が上がるのではないかと思い、手当を申請しました。
以前からGPT4を利用したかったのですが、有料であるために躊躇していました。
しかし、この制度が導入されたことでありがたく思い、利用しました。
AIはどのように利用していますか?
ChatGPTは主に業務で使用しています。
お客様とのミーティングの前には話題についての下調べや、新規案件のヒアリング中に業界への理解を深めるために、ChatGPTに質問を投げかけることで活用しています。
また、提案書作成時には原案作成に活用しています。
例えば、SaaSやPaaSのメリット・デメリットや、人事業務の事務作業の割合をChatGPTで確認しました。
実際にAIを利用することで、業務を効率化できましたか?
できていると思います。
例えば、大型の提案書を80ページ作成する際や、提案書内の内容を説明する文章を考える際、AIに元ネタを作ってもらうことで、原案を考える時間を削減できました。
また、AIが考えたものをブラッシュアップすることで、より良い内容にすることに時間をさけるようになりました。
■オーディオブック法人契約について
なぜこのサービスを利用しようと思いましたか?
学生の時はよく読書をしていましたが、最近は読む時間があまりなくなってしまったので、通勤中などにラジオ感覚で聴くことができれば良いと思い利用しました。
読みたかった本を買わずして読むことができるので、利用してよかったです。
どのような時に利用していますか?
家で洗い物しているときや、通勤時に利用しています。
中国古典や、宇宙などの科学系の本をよく聞いています。
業務に活用できていますか?
仕事の考え方や物事の捉え方を、隙間時間でインプットできているので、業務に役立っています。
本を読めない時間が続いていたので、この制度によって知識をアップデートでき、とても良かったです。
まとめ
「AI活用手当」「オーディオブック法人契約」の制度の導入は、社員の業務効率向上や知識のインプットに良い影響を与えています。
しかし、制度導入からわずか1ヶ月程であるため、この影響がどう変化するかは見守る必要があります。
また、 ChatGPTなどのAIは業務を効率化させることができますが、守秘義務のある機密情報は投げかけないよう注意しなければいけません。
今後この制度を利用していく中で得た、AIの活用方法やおすすめの書籍もご紹介できればと思います。
2022年新卒入社。Webディレクター
お酒が飲めない代わりにファンタを箱で買って飲む。