超極私的「HTML5プロフェッショナル認定試験レベル1」攻略法

クリエイティブ
2020.03.17
Lyzon編集部

突然ですが皆さん「資格」って持ってますか?

ぼくは今年で37歳になるおっさんデザイナーですが、持ってる資格といえば車の免許と小学生の時に取った書道検定くらいで、Web系のめぼしい資格は何も持ってませんでした。

そこで去年ふと「あ、資格とろう」と思いついたんですね。
完全に思いつきです(後で後悔します)。

で、さっそくデザイナーが取るような資格を色々調べるなか、 「HTML5プロフェッショナル認定試験」 なんてステキなんじゃないかという結論になりました。

プロフェッショナル」…なんと威厳のある響き…

ちなみにLYZONのデザイナーはHTML・CSS・JSのコーディングまで行うのでHTML5には精通している必要がございます。

業務的にも役立ちそうだし、なんか言葉の響き的にもカッコイイ!資格報奨金も会社から貰えるし!!!!

と主にネーミングのカッコよさとお金につられ、紆余曲折を辿りながらもこの度何とか試験に合格しました。

前置きが長くなりましたが、今回はこれを読んだら一発合格間違いなし!(かどうかはわからない)超極私的「HTML5プロフェッショナル認定試験レベル1」攻略法を語っていきます。

目次

そもそも「HTML5プロフェッショナル認定試験」てなんだ

公式サイト曰く、HTML5プロフェッショナル認定試験とは

特定非営利活動法人エルピーアイジャパン(LPI-Japan)が、HTML5、CSS3、JavaScriptなど最新のマークアップに関する技術力と知識を、公平かつ厳正に、中立的な立場で認定する認定資格です。
マルチデバイスに対応したWebコンテンツ制作の基礎の実力を測るLevel.1と、システム間連携や最新のマルチメディア技術に対応したWebアプリケーションや動的Webコンテンツの開発・設計の能力を認定するLevel.2で構成されています。

出典: 「HTML5プロフェッショナル認定試験」公式サイト

とのこと。

HTML5というネーミングですが、CSS3はもちろんJavaScript、通信プロトコル系の問題やAPIに関する問題もLevel.1からがっつり出題されます。Level.2(目下勉強中)の問題なんてもうほぼ全部JavaScriptじゃん…という勢い。

つまり、舐めてるとやられます。
ぼくも無勉強だったら盛大に不合格の烙印を押されていたことでしょう。

出題形式は基本的に選択式ですが、たまーに語句入力も出ます。

試験日程は全国にある試験会場から好きな場所・好きな日程を選んで受験可能。
まあそこらへんは 公式サイト をご覧頂ければと。

勉強法と抑えるべきポイントまとめ

勉強法というほどではないですが、今回ぼくがやったことは大きく分けて二つです。

参考書だけで良いんじゃないの?と思うかもしれないですが、「公式サイトのサンプル問題を2周」はマストです。
侮るなかれ、サンプル問題だけでも100問以上あるんですねこれが。

続いて抑えるべきポイントを5つ。

  • 参考書は解説こそ重要!
  • 公式サイトのサンプル問題で実際の試験のレベル感を掴む!
  • 問題文はしっかり読むべし!
  • わからない問題は消去法で回答を絞り込む!
  • 試験予約はお早めに!

とこんな感じですね。

それでは勉強法から詳しくみていきましょう。

勉強法

参考書を3周読み込む

今回ぼくが購入したのは、 「HTML5プロフェッショナル認定試験 レベル1 スピードマスター問題集 Ver2.0対応」 という問題集形式の参考書です。
まあ参考書はAmazonの評価をみる限りどの参考書も評価は変わらなそうなので、好きなやつを買えばいいかと。

ぼくが買った問題集には巻末に模擬試験が付属していたんですが、それも含めて3周読み込みました。
上述した通りなかなかに試験範囲が広いので、超絶天才児でもない限り1周じゃ覚えきれません。

しかもぼくの場合1周した時点で「試験勉強」という行為そのものに飽きてしまったのでそれはもう地獄でした。
思いつきで行動してはいけませんね。

公式サイトのサンプル問題を2周解く

これは絶対にやっておいた方がいいです。
HTML5プロフェッショナル認定試験には大学入試で使う「赤本」的な過去問題集が存在しないため、本試験の感覚を掴むには公式サンプル問題にすがるしかありません。

ボリューム的にも100問以上あるので、これも確実に制覇してやりましょう。

抑えるべきポイント

続いては試験に臨むにあたってのポイントです。
これを抑えるかどうかで合否が分かれる!(かどうかはわからない)ポイントを語っていきます。

問題集は問題よりも解説こそ重要!

問題集形式の参考書を使う場合、これは特に重要です。
少なくともぼくの使った問題集は実際の試験よりも難易度が易しめでした。

むしろ解説部分からの出題が体感的に多かったので、解説部分も含めて覚えてやる!くらいの勢いで読み込む必要があります。

公式サイトのサンプル問題で実際の試験のレベル感を掴む!

「勉強法」でも触れた通り、公式サンプル問題を解くのは重要です。
恐らく、参考書を読み終えてサンプル問題を解こうとすると難易度が高く感じるはず。

実際ぼくは全然太刀打ちできず絶望しました。
しかし安心してください。これは罠です

サンプル問題を上から眺めてみると、あることに気づきます。
問題が「降順」に並んでいるのです。

一般的には試験や問題集は後半になるほど問題の難易度が上がっていきます。

つまりサンプル問題を普通に上から解いていくと、「難しい問題から解いていく」ことになるんですね。
事実、根気よく問題を解いていくと後半になるにつれて問題が易しくなっていく傾向があります(記事執筆時)。

正直何の確証もないですが、言いたいことは、最初の数問解けなかったからといって自信を無くす必要はないぜ!ということ。

ただし、実際の試験のレベル感としては公式サンプル問題が近いと思います。
100問以上とボリュームがありますが、挫けずに頑張りましょう。

問題文はしっかり読むべし!

これは以外と盲点。うっかりミス防止の為にも問題文はちゃんとよく読むべし。

問題の選択形式としては以下のようなものがあります。

  • ~を選びなさい
  • ~を2つ選びなさい
  • ~を全て選びなさい

「~」の部分には「正しいもの」や「間違っているもの」が入ります。

やりがちなミスとして、「2つ選びなさい」なのに1つしか選ばずに次の問題へ行ってしまう…とかですね。
ぼくは問題集の模擬試験やサンプル問題でアホほど同じ過ちを繰り返しました。

試験では問題数も多く、問題文の誤読は起こりがちなのでこれは要注意。

わからない問題は消去法で回答を絞り込む!

どれだけ完璧に参考書の内容を頭に入れても、試験本番で「なんだこれ!」な問題が出る可能性は捨てきれません。
そんな時はパニックにならず、落ち着いて「消去法」を使いましょう。

この資格に限らずですが、試験問題では絶対に即答できない難易度の問題が出題されることがあります。
でもそういう問題って、問題文や選択肢を読み込んでみると意外と消去法でクリア出来ることが多いです(大昔に予備校の先生が言ってた)。

むしろ想定外の問題に対してどこまで冷静に対処できるかが問われる性質の問題なので、落ち着いて一つずつ選択肢を潰していきましょう。

試験予約はお早めに!

なんかいきなり業者の人みたいなこと言い出しましたが試験予約は早い段階で済ませてしまう方がいいかも。

先に試験日を決めてしまって、そこに向けて勉強していけば勉強の能率もあがるハズ。

あと愚痴というか半分ぼくのせいでもありますが、試験予約システムがちょっと…分かりづらいです。
公式サイトにも予約フローが載ってるので、ちゃんと目を通した方がベター。

試験日がズルズル延びれば延びるほど、せっかく暗記したあの単語やこの単語もスルスルと忘れていくので要注意。

試験を終えて

と、そんな感じで勉強を進めまして、先日なんとか試験に合格いたしました。

ちなみに合否の結果はその場で発表されるので、合否発表日までソワソワする必要はありませんでした。
しずか~にその場で小さくガッツポーズして、場末の居酒屋でホッピーをあおってから帰宅。

一週間くらい経ってから、なんか仰々しい認定証みたいなのと認定カードが届いてちょっとびっくり。

今回資格を取ってみて思ったのは、資格取得は良くも悪くも「モチベーションを維持するための一つの方法に過ぎない」ってことでした(もちろん資格それぞれの性質にもよりますが)。

ぶっちゃけて言うと資格が無くてもWebデザイナーにはなれるし、資格じゃなくたって自分の価値を上げることはいくらでも出来ると思います。

ただ、Webは進化のスピードが早い業界なので、常にモチベーションを保って学び続ける姿勢そのものは絶対に必要。

資格取得はその為の一つの方法であって、それ以上でも以下でもないのかな、とホッピーをぐいぐいやりながらぼんやりと考えてました。

ちなみに勉強した内容が実務の役に立つ局面は少なからずあります。
ただし取得したからと言っていきなりものすごい仕事ができるようになるわけじゃないと思うので、あまり夢は見ない方がいいかもしれません(笑

そして現在はレベル2取得に向けてマイペースに勉強中。
合格したら、また記事にでもしようかなと思っています。

というわけで長くなりましたが超極私的「HTML5プロフェッショナル認定試験レベル1」攻略法でした。

どなたかの参考になればこれ幸いです。

ではでは!